2015年12月29日火曜日

小田原寺子屋スクール 平成27年12月度の授業

平成27年12月20日(日)に12月度の授業を行いました。

【第一時限】 栗田亘先生

【第二時限】 小松由佳先生(登山家 日本人女性初K2登頂)

2015年11月9日月曜日

小田原寺子屋スクール 平成27年11月度の授業

平成27年11月8日(日)に11月度の授業を行いました。

【第一時限】栗田亘先生

 今月は『論語』から二つの漢文を学びました。
 ◆子曰く、過ぎたるは猶及ばざるがごとし
 ◆球や退く。故にこれを進む。由や人を兼ぬ。故にこれを退く。
 一つ目は「ものごとには適当な度合いというものがあり、過不足のない、ちょうどいいことこそ大切である」という意味で、料理の塩加減に例えて分かり易く解説していただきました。二つ目は、孔子が引っ込み思案の弟子には正しいことをすぐに実行するように、一方で積極的すぎる弟子にはすぐに実行するのではなく、まず年長者の意見を聞くように指導した、という意味で、二つの漢文には共通の教えがあるようです。
 授業の冒頭では、栗田先生が先日、イランのペルセポリスという都市の遺跡を訪れたときの写真を紹介していただきました。この都市は、インドで釈迦が誕生した頃と中国で孔子が誕生した頃の間にあたる紀元前6~4世紀に栄えました。全世界を見渡して歴史を学ぶことの面白さを教えていただきました。

【第二時限】高橋宏先生(元東洋経済新報社会長 小田原出身)

 高橋先生は、東洋経済新報社で記者、編集長、社長、会長として長きにわたり活躍されました。新聞部に所属していた高校時代に、社会科学に興味を持ち、大学ではマルクス経済学と近代経済学の2つの経済学を勉強されました。
 『東洋経済新報』の石橋湛山が敗戦直後に書いた社説「更正日本の門出-前途は実に洋々たり」に感銘を受け、バブル崩壊時代にはこれからの日本を思い元気が出る記事を書こうと努められたそうです。若い人たちには、その場の雰囲気や時代の潮流に流されない、精神的に自立した人間になってほしいとのメッセージをいただき、そのためには読書の習慣を身に付け、長い本が読めるようになること、朝読のすすめを説いていただきました。
 授業後半では、これからの中国経済について、循環要因(短期)と成長要因(中長期)の2つの見方を解説していただき、直面する課題や中国への期待についてお話していただきました。

2015年10月15日木曜日

小田原寺子屋スクール 平成27年10月度の授業

平成27年10月11日(日)に10月度の授業を行いました。

【第一時限】栗田亘先生

 今月は、戦争に関する漢文を二つ学びました。
  大軍の後には、必ず凶年有らん -『老子』から
  春秋に義戦なし        -『孟子』から
 戦争が絶えなかった春秋戦国時代に居た、といわれている思想家「老子」と戦国時代の思想家「孟子」について解説していただきました。また、昨今のシリア内戦で、トルコへ脱出しようとした難民の子どもが海で犠牲になったことやハンガリーで女性カメラマンが難民の足を引っ掛けて転ばせた事件の写真と日本ではわからない現地の詳細な地図を使い、ヨーロッパや中東の複雑な事情、また、老子や孟子の教えが現代にも生きていることをお話しいただきました。

【第二時限】伏見勝先生(元報知新聞社長)

 伏見先生は、昭和40年頃から約11年間、警視庁の記者クラブで活躍されました。
 近年、実際には減少している凶悪事件が人々に増えていると思われがちな背景には、テレビの報道取材ネットワークの充実による映像報道などの影響が考えられること、報道協定が生まれた背景と誘拐事件、報道のあり方などについて、解説していただきました。

2015年9月26日土曜日

小田原寺子屋スクール会員・寄付募集

小田原寺子屋スクールは、郷土の若者達に「人生を生き抜く力」を掴んで欲しいと願い、郷土の先輩や著名人に生き方を話して頂いています。平成27年4月に特定非営利活動法人として発足し、正会員、賛助会員、寄付を募集しております。皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
※正会員には特定非営利活動法人の議決権があり、賛助会員にはありません。

【ご案内】 こちらをご覧ください。お支払いは、寺子屋スクールの会場にて、現金でも承ります。
【申込書】 こちらより申込書をダウンロード頂き、必要事項を記入の上、FAXで0465-27-1050へ
お送りください。メールでのお申込みは、下記事項を記載の上、info@terakoya-odawara.comまで。
       ・「正会員」「賛助会員」「寄付」の何れか
       ・金額
       ・個人名 または 団体名およびご担当者名 (フリガナ)
       ・ご連絡先    郵便番号、住所、電話番号
       ・講義録配布   要・不要
       ・公開講座通知  要・不要
【お問合せ】 070-3525-1058 小田原寺子屋スクール事務局(川口)
        メールアドレス info@terakoya-odawara.com

2015年9月18日金曜日

小田原寺子屋スクール 平成27年9月度の授業

平成27年9月13日(日)に9月度の授業を行いました。

【第一時限】栗田亘先生

 今月は、二つの漢文を学びました。
  苟に日に新たに、日日に新たに、又日に新たなれ -『大学』から
  君子は学びて、以て其の道を致す -『論語』から
これら二つの文に関連して江戸時代の藩校、日新館と致道館について解説していただきました。藩校は、藩士の子どもたちの教育のために設けられた学校で、現在の小学校にあたる句読所のみ先生が付き、中学校、高校、大学にあたる教育課程は自学自習だったそうです。

【第二時限】小林輝夫先生(元二宮尊徳記念館館長)

 一昨年、昨年9月の授業に引き続き、二宮金次郎について学びました。金次郎が20代の頃に荒れ田を耕して人々の生活のために尽力したことなどを解説していただきました。また、「二宮金次郎」という作詞・作曲者不詳の歌や金次郎の銅像にまつわるお話を写真を交えて紹介していただきました。

2015年8月29日土曜日

小田原寺子屋スクール特別公開講座

小田原板橋の本應寺で月一回、小田原高校OBも含め、各界の第一線で活躍した講師を招き、人が生きていく上でもっとも大切な心構えや考え方を学ぶ「小田原寺子屋スクール」の特別公開講座です。他では聴けない貴重なお話を聴きながら、一緒に考えてみませんか。

【日時】平成27年8月30日(日)13:30~16:00
【場所】小田原市生涯学習センターけやき ホール 
【内容】
(1) 石塚 正孝氏 (小田原寺子屋スクール理事長・ 元東海旅客鉄道株式会社副社長)
  今なぜ寺子屋なのか ~会社人事部が求める人材~
(2)栗田 亘氏   (元朝日新聞天声人語コラムニスト)
  私たちは詩人である
(3)瀬戸 薫氏  (ヤマトホールディングス株式会社取締役 相談役)
  クロネコヤマトの「満足創造経営」 ~お客様の声は宝の山~


【お申込み】事前申込不要・当日先着順・参加費無料
【お問合せ】070-3525-1058 小田原寺子屋スクール事務局(川口)
メールアドレス 
info@terakoya-odawara.com

小田原寺子屋スクール 平成27年10月のお知らせ

 
小田原寺子屋スクールは、小田原板橋の本應寺で月一回、各界の第一線で活躍した講師を招き、人が生きていく上でもっとも大切な心構えや考え方を学ぶ人間教育の場です。

10月は元報知新聞社長の伏見勝先生をお迎えして、開講します。
(新井恵美子先生の講義は、平成28年3月に変更します。)
初めての方も歓迎です。お気軽にご参加ください。

【講義予定】
開催日 平成27年10月11日(日)
会 場 小田原市板橋756番地 本應寺


【スケジュール】
登 校 9時45分(10時まで学習の準備)

第1時限 10時00分~10時45分
栗田 亘先生(元朝日新聞「天声人語」コラムニスト)

漢文と物語

休 憩 10時45分~11時00分

第2時限 11時00分~12時00分
伏見 勝先生(元報知新聞社長)
事件報道の実際について


【参加要項】
受講料 無料
対 象 原則として小学校5年生から中学生・高校生
   (その他の方や保護者の方もご参加いただけます。)


【お申込み】
参加者のお名前、学年、連絡先お電話番号をご記入の上、
info@terakoya-odawara.com
まで、お申込み下さい。

2015年8月11日火曜日

小田原寺子屋スクールとは

郷土の若者達に「生き抜く力」を掴んでほしいのです。

小田原寺子屋スクールは、小田原板橋の本應寺で月一回、各界の第一線で活躍した講師を招き、人が生きていく上でもっとも大切な心構えや考え方を学ぶ人間教育の場です。
平成25年よりスタートし、これまで40名以上の講師を招いて開講してきました。


小田原寺子屋スクール講義風景
物の豊かさが我慢する力を衰退させ、日本人の心を衰退させています。子育てが大学入学迄を目標とし、一番大事なその後の生き方に及んでいません。その結果、若い人達が簡単に仕事を辞めてしまうなど社会問題が生じています。

この問題を解決するためには、子供や若い人達が自身の天分を見つける教育を行い、彼らが今何をすべきか、社会に出た時にどのような事が大切かを気付き考える環境を身近な場所に置くことが必要と考えます。

小田原寺子屋スクールは原則として小学校5年生から中学生・高校生50名の会員制で開講しております。見学や聴講も随時受け付けております。保護者の方の聴講もご相談ください。


《講義の流れ》
登  校 :9時45分(10時まで学習の準備)
第1時限 : 10時00分~10時45分
      漢文と物語 栗田 亘先生(元朝日新聞「天声人語」コラムニスト)
休  憩 :10時45分~11時00分
第2時限 :11時00分~12時00分

 《これまでの講師と講義名》 
◆平成22年
 増田幸央 先生 「私の歩んで来た道」
 牧 久  先生 「伝えたいこと 子供の頃の記憶」
 加藤晴之 先生 「編集者としての武者修行」

◆平成23年
 伏見 勝 先生 「心のさもしい人になるな」 
 鳥原光憲 先生 「人間はどうして存在しているのか 人のために役立つ生き方とは」
 窪田哲夫 先生 「人間として生まれたからには、事を為すためにあり」

          -佐藤一斎「言志四録」を今に学ぶ-
 齋藤清一郎先生 「二宮金次郎 尊徳について」
         「二宮金次郎 尊徳について」(その2)
         「二宮尊徳の生き方・考え方」(その3)
 渡邉高峯 先生 「新幹線はなぜ安全なのか」
 西岡研介 先生 「ジャーナリストとして歩いて来た道 正義を違えた社会に警鐘を鳴らす」
 増田幸央 先生 「エネルギーを大切に」
 村林 裕 先生 「「世界の中の日本」「世界の中の自分」を考える そして、

          「目の前のことを一生懸命にやる」それはいつか必ず役に立つ」 
 窪田哲夫 先生 「人間として生まれたからには、事を為すためにあり」

          -佐藤一斎「言志四録」を今に学ぶ-その②
◆平成24年
 浜 美枝 先生 「命へとつながる食」~ あなたは明日 何を選びますか ~
 笠井保志 先生 「ここ30年における医療の進歩と高齢化社会の介護・福祉のあり方」
 磯崎功典 先生 「私の歩んできた道 傍流の経験からの磯崎語録 「強いものは弱いものを助ける」

          「国際化時代、英語力を身に着ける」「日本は技術立国を目指す」「得意分野を持つ」
          「道に迷ったら困難な道を選ぶ」」
 伏見 勝 先生 「クラシック音楽を聞こう」
 鳥原光憲 先生 「これからのエネルギーを考える」
 遠山敦子 先生 「日本という国、この国を誇りにして欲しい これからの世界をどうとらえ、

          どう生きるべきか」
 齋藤清一郎先生 「金次郎像・尊徳像で知る 二宮尊徳」
         「尊徳の生き方・考え方に学ぶ-報徳訓を通して-」
 竹内明彦 先生 「失敗と挫折の青春時代 週刊ポスト・SAPIO編集長の経験から、世界から日本を振り返ってみよう」
 伊藤裕造 先生 「東北の震災復興で日本の再生を」
 新井恵美子先生 「松永安左衛門物語」

◆平成25年
 浜 美枝 先生 「いただきます~山川牧場といのちの教育~」
 鈴木大地 先生 「厳しい練習を積み重ね、指と指の間に水かきができた」
 窪田哲夫 先生 「人間として生まれたからには、事を為すためにあり」-佐藤一斎「言志四録」を今に学ぶ-その③
 関 秋生 先生 「超電導リニアのお話」
 坂井清史 先生 「釈尊のお話し」
 森谷英俊 先生 「インド仏跡と世界遺産」
 筒井清忠 先生 「昭和史について」
 瀬戸 薫 先生 「クロネコヤマトの「満足創造経営」」
 小林輝夫 先生 「二宮金次郎の一生(学びを活かす)(1787~1856)」
 山本忠人 先生 「為せば成る」~はじめの一歩は”好奇心”から~
 遠山敦子 先生 「トルコはどんな国?」
 新井恵美子先生 「新島八重の生涯」

◆平成26年
 和田重宏 先生 「大人になる ~力の出し惜しみをしない~」
 斎藤 彰 先生 「日本にとってのアメリカ」
 芦田昭充 先生 「海運:世界を近づける仕事」
 丘 みつ子先生 「アウトドアの旅」
 長坂嘉昭 先生 「『10倍賢い』情報の読み方~未来は知恵で拓く、知恵で創る~」
 森田吉彦 先生 「吉田松陰の「至誠」について」
 伏見 勝 先生 「新聞記事が出来るまで」
 小林輝夫 先生 「二宮金次郎さんについて」


お問い合わせ先:
〒250-0034 小田原市板橋756番地 本應寺内
代表者 石塚 正孝(元JR東海副社長:小田原出身) 
電話番号 070-3525-1058 小田原寺子屋スクール事務局(川口)

メールアドレス info@terakoya-odawara.com
ホームページ http://odawara-terakoya.blogspot.jp/