平成28年2月14日(日)に2月度の授業を行いました。
【第一時限】 栗田亘先生
今月は『論語』から2つの言葉を学びました。
◆己の欲せざる所は、人に施すこと勿かれ
◆利に放って行えば怨み多し
人の気持ちになることが大切です、自分の利益ばかり考えていてはだめです、という教えです。これらの教えは、昨今のいじめの問題や最近ニュースになったスキーバスの転落事故、期限切れの冷凍カツが横流しされた事件に当てはめて考えることができることを教えて頂きました。
『論語』は全部で512の短い文章から成り、その中には現代でも通用する言葉がたくさんあること、そのことが2000年以上にわたってずっと読まれてきている所以であることを解説して頂きました。
【第二時限】 桜井洋子先生(NHKアナウンサー)
桜井先生は、NHKのアナウンサーとして活躍されています。授業の冒頭では、ナレーターを務められた NHK番組「ダーウィンが来た!」を映像で紹介して頂きました。擬声語・擬態語を意味する「オノマトペ」、同じ言葉や文章もどこで区切るかで意味が異なる「ぎなた読み」について分かりやすく解説して頂き、「言葉というものは氷山の一角のようなもの」という大岡信さんのメッセージとともに、日本語の言葉の奥深さや面白さを教えて頂きました。
忘れられない言葉に、井深大さん、本田宗一郎さんの言葉や、「何様のつもりか」というお母様の言葉があり、子供たちにも生きて行く上での根っこになる言葉に出会って欲しいと結ばれました。
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